いきなりですが廃校リノベシリーズを開催します。
去年山梨温泉四天王という「個人的主観モリモリ」企画をやった際、四天王一角を占めたのが早川町のヘルシー美里。
ここは廃校のリノベーション施設でここの温泉はほんのり硫黄の香りがするとてもいいお湯ということで紹介させていだきました。
ですが、山梨にはヘルシー美里以外にも廃校リノベ宿泊施設がいくつか存在します。
今回はヘルシー美里と同じ早川町にある「ゆるキャン△」のリンちゃんも入浴したヴェラ雨畑・すず里の湯をご紹介。
場所は基本車かバイクでないといけない山に囲まれたほぼ秘境。
「ゆるキャン△」にも登場しているので「ゆるキャン△」の聖地巡礼にもなります。
まずは身延町のセルバみのぶ店を目指しましょう。
ここで大垣がバイトしていた酒屋がシャトレーゼになっていることに吃驚。
シャトレーゼに行ったらまずはアイスのチョコバッキーを食べます。
パリパリで甘さもちょうど良くてウマくて値段も安い!
きっとなでしこやリンちゃんも食べているに違いなしです。
個人的にシャトレーゼに行ったら必ず買うのは田舎パイ”さつまいも ”と”あずき”!
さつまいもやあずき餡をパイ生地で包んで生地はしっとり、発酵バターの香りがしてたまりません。
シャトレーゼで一服して身延町から南アルプス街道を通り早川町役場の先の雨畑大島線をひたすら走ることになりますが、
どんどん進んでいくと急に道幅が狭くなってきます。
こんなに道幅狭いのにトラックはバンバン入ってくるし、すれ違うときには滅茶苦茶神経を使います。
どんどん山奥の入っていき、えっ何処に行くの??と感じる山道を進んだ先のトンネルを出た所にヴィラ雨畑の看板発見。
それにしても周りに何もない。本当にただ山があるのみ。
コンビニはもちろん商店とかも何もなく、タバコの自動販売機もありません。
夜に甘いものが食べたいのならシャトレーゼで前もって買っていきましょう。
駐車場に車を停めると横に体育館が・・・
流石は廃校リノベ物件ですが、この体育館1時間500円で貸し切り可能とのこと。
チェックインですが、お釣りがないことがあるらしいので楽天、じゃらんで予約の際前もってカード決済がおすすめ。
格安の隠れ家ホテルとはちょっと違う印象、ですが宿泊代は安めで建物はきれいで掃除も行き届いています。
施設はヘルシー美里みたいに校舎をそのまま利用しているのではなく、新規に建てた建物とのことですが雰囲気はバッチリ。
ただ従業員の人員は最小限で回しているようで、ホテル並みのサービスは期待できません。
部屋は家具などは年代物を使っていてレトロ感もあるも部屋はキレイ。
古民家に古い家具や調度を配置し、レトロな雰囲気を醸し出して周囲の山々とうまく調和させている。
ネット環境もWiFiはあるのですが、室内に冷蔵庫がありません。
飲み物の自動販売機は施設内にあるのでそれを利用する形になります。
ここは時間を忘れられそうなくらいゆったりとした雰囲気が流れ、文庫本やKindleなどの電子書籍で読書しているとうっかり昼寝でもするとあっという間に日が落ちてしまいそうな施設。
この施設の売りは廃校リノベ施設の秘境宿泊施設で温泉と食事。
夕食は和食かイタリアンが選択可能ですが、追加料金が必要となりますが絶対にイタリアンがおすすめ。
イタリアで修行したシェフがおり、シェフが休みの日は休館日のようで水木が基本休館日。
私が訪れた8月末では1人しか宿泊者がいなかった日みたいですべてが貸し切りでした。
日帰りも可能なお風呂”すず里の湯”は離れにあり男湯は露天なしで女湯のみ露天風呂があります。
ロビーの奥にある出入り口で履物を履き歩いて20秒ほどで到着。
ヘリコプターの発着場所にもなっているような元校庭なのかそこにが霧がうっすらで雰囲気最高。
ここも清掃が行き届いていてで安心して温泉に入れますね。
藁葺き屋根が雰囲気バッチリの建物で入ると天井が高く、脱衣所には休憩室に机もあってのんびり出来ます。
では早速入ってみましょう。
湯船は2つ、熱湯と温湯かと思いましたがそんなに温度変わらず。
源泉が13度で時間コントロールで加温しており、夕方入るときの温度は熱めでよく温まります。
お湯は薄く黄色味がかりかすかに硫黄臭がするも基本無色透明無味無臭と表現になるもかなり力強い湯という印象。
同じ早川町のヘルシー美里の柔らかい温めとはまた違った泉質でかなりパワフル、体の調子の悪いところを力ずくで良くしたるでぇ的な感じでズンズン来ます。
慢性皮膚炎に効果アリをうたっているだけあって尻の汗疹にもバッグンに効き、肌もしっとりモチモチになり良泉というよりかは名湯の部類かも。
山梨温泉四天王再考の必要あるかもしれませんね。
さて、お風呂のあとはお楽しみの夕食。
再度言いますが絶対イタリアンを選択してください!
前菜、スープ、パスタ、肉料理、デザートで出てくるのですが、失礼ながらこんな山奥でこの値段でこの料理が出てくるとは・・・
2食込みで1万ほどの施設でこのレベルは正直びっくりしました。
高級な食材を使用しているわけではありませんが、イタリアで修行をしたシェフの腕は本物。
一つ一つの料理に手が込んでおりとても美味しい。
玉ねぎのスープが出たのですが、昔シンガポール航空のビジネスクラスで乗ったときに出てきた玉ねぎのスープを思い出しましたほど。
デザートも抜かりなくとても満足しました。
ちなみに朝食は和食でごくごく普通でした。
イタリア料理の夕食とは正直格差があります。
ゆるキャン△の聖地巡礼の場所ですが、温泉だけでなく食事も楽しめるここはゆるキャン△の聖地巡礼の中でもイチオシ。
まわりに観光地らしいものはありませんが、しいて言うなら実写版で福原遥ちゃんも通った雨畑の吊橋くらいでしょうか?
多くを期待せず保養所くらいの感覚で行かれるのであれば大満足の施設だと思います。
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