なんでも価格が上がり大変な昨今、特に車乗っている方はガソリン代の高騰にはため息が出ますよね。
日本全国どこのビジホも価格が上がり、半年くらい前まで政府の旅行支援があったのでそれなりにお得に宿泊できたのに今は何処も値段が上がり旅行好きもため息。
でも人手不足でフル稼働ができないという事情を知ると「仕方ないかな・・・」とも思ってしまうのですが、そのなかでもお手頃価格で楽しめる温泉宿を探せということで伊東市にある大東館を今回はご紹介。
場所はJR伊東駅から徒歩で約10分ほどの場所でハトヤとかジュラクの近く。
伊東は昔から「伊豆の奥座敷」と呼ばれ、古くから温泉地として栄えてきた場所。
この伊東市にある「大東館」は年季はやや入っていますが、湧出量が毎分297㍑、源泉数は3本を有し加水・加熱・循環なしのかけ流し。
その温泉が24時間堪能でき大浴場・露天風呂と３つの貸切風呂があります。
またこの「大東館」は、温泉宿なのに防空壕があるかなり変わった宿です。
まずチェックインすると感じるのは従業員の方の対応が丁寧なこと。
これからお世話になるファーストインプレッションで対応が良いと嬉しくなりますね。
部屋に入るとまず風がふぁあと入ってきて気持ちいい。
部屋から見る景色もいいですね。海も見えます。
部屋は古いですが、よく清掃されていて問題ありません。
ここの宿のハイライトはやはりお風呂。
夜10時で入れ替わる大浴場とホテルの外にある個室露天、個室寝ぶろに防空壕跡の先にある五右衛門風呂とか多彩。
防空壕？そうここの大東館には第二次大戦中に掘られた防空壕が残っているんです。
身を隠すための防空壕ではなく、弾薬や物資の貯蔵を目的に作られた防空壕とか。
防空壕の先に貸切五右衛門風呂があり、その貸切風呂が使用されるとロビーの掲示板にランプがついて使用中かどうかわかります。
1Fのロビー通路を進んだ右手に入り口があり、入り口の暖簾をくぐると防空壕になり、それをズンズンすすんでいくとその奥に貸切五右衛門風呂が！
部屋がありドアを開けると大きな釜が２つ。
中は物凄くムシムシしていて湿気が充満しています。
早速入ってみると「ざぶ～ん」と豪快な音を立てて流れるお湯がなんとも贅沢。
五右衛門風呂そのものが珍しいのと防空壕の中にあるロケーション、かつ秘密裏に存在しているかのこのお風呂は他では経験できません。
温泉効果と密閉された蒸し蒸しの空気でほとんどサウナですぐに汗が流れ出します。
よく温まるし夏は暑くてたまらんかも。
でも冬は本当に温まるでしょうから冬のほうが人気でしょうね。
貸切風呂はこの五右衛門風呂の他、貸切露天風呂・寝風呂があり１番人気はこの五右衛門風呂。
貸切なので恋人やご家族で楽めるのもいいですね。
大東館には、貸切風呂の他時間によって男女入れ替え制大浴場もあり。
では早速大浴場にいってみると熱湯とぬる湯と２つあり区切られています。
かけ湯をして早速はいってみると、「ふううう」と一言出るほど気持ちいい。
無色透明無味無臭のアルカリ泉、癖がなくやわらかい感触の湯という印象。
尖ったとここがないので、長時間ゆったりと入っていられます。
このお湯に入っているとなんかほんわかして優しい気持ちになってきます。
熱湯であっても熱くて入ってられないということはなく、かつ体力をそれほど削られないのがポイント。
入ったあとは肌はツルツルしっとり。
湯上がりのビールが美味いです。
あと外に貸切の露天風呂がありますが、気持ちよく入れるものの蚊がいるので夏場は注意が必要。
夕食は宿から提供はありませんが、すぐ近くにマックスバリュ、ファミレス、コンビニ、地元の食事処など多数あるので困らないと思います。
朝食は無料洋食バイキングで、すきなだけ食べられ充分な品数、そしておいしかったです。
味もよく伊東園の朝食バイキングよりいい感じ。
この大東館、楽天トラベルで７０００円程度利用できてコスパ抜群、安くても温泉だけは妥協したくないという方にオススメです。
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