この夏福島第1原子力発電所の処理水の海洋放出を受け、中国は日本産の水産物の輸入を全面的に停止し香港も10都県からの水産物を停止しています。
「福島の『核汚染水』から中国の消費者を守るため」と言っていますが、科学的根拠の一切ないひどい言いがかりです。
大いに憤慨した私はこの夏に自ら「食べて応援東北の旅」を実行しました。
前回紹介した福島の飯坂温泉もこの一環で、今回は仙台空港にほど近いスーパーホテル仙台空港センターをご紹介。
場所は仙台空港にほど近い4号バイパスと東北本線の間にありJR館腰駅にほど近い場所にあります。
看板がデカデカとありわかりやすい、駐車場は広く停めやすいです。
ただ立地は空港や郊外にあり仙台市街までは距離があって、渋滞も考慮すると仙台観光の拠点としては再考の必要があります。
私は仙台空港で旧友と待ち合わせがありこのホテルを取りました。仙台といえば、”ずんだシェーク”というくらい大好きですが仙台空港でもありました。
さて、このスーパーホテルは新しく部屋や設備が清潔で申し分なく、価格に対しては満足度が高いと思います。
部屋はいつものスーパーホテルで多少狭めも心地よく、テレビも巨大でスマホの充電機器も装備されており快適に過ごせます。部屋はおなじみの暗証番号キーでチェックアウトも簡単。
道路沿いということで心配していた騒音も二重ガラスのおかげで窓を閉めれば騒音はほぼゼロ。
ウエルカムドリンクが無料で夕方からはアルコール飲み放題が提供されており、ビールは有料ですが焼酎、ウイスキー、ジンなどが無料で楽しめるのと周辺に飲食店が少ないことからお寿司がロビーで販売されていました。
コンビニ等からお弁当買ってお酒飲みながら食事している人が多かったですね。
さて、ここの売りは天然温泉があることで無色透明の低張性弱アルカリ性高温泉で、男子は「美男の湯（イケメン）」、女子は「美人の湯」で男女別々の大浴場。
温泉は運び湯で栃木県矢板市から搬入されたものだそうですが、さっそく入ってみましょう。
もうロッカーから作りまで他のスーパーホテルと一緒で安心があります。
カランは6個ほど湯船は3,4人入ればいっぱいというところもスーパーホテルのデフォのまま。
体洗って入ってみると運び湯なのに相変わらずの謎クオリティ・
那須からお湯を持ってきている運び湯なのにちゃんと温泉効果があり、そこら辺にあるなんちゃって温泉より断然効能あります。
前日飯坂温泉にいたので、その判断に間違いなく入ったあと顔がツルンとしてすべすべの温泉効果を感じられよく温まりかなかなかいい。
しっかり温泉にしているのは本当に感心します。
運び湯なのにどうやってこのクォリティを維持しているんでしょうか？ちょっと謎です。
ビジネスホテルでスーパーホテルを選ぶというのはこの「ちゃんとした温泉」というのが大きなアドバンテージになると思いますね。
朝食も地元料理の牛タンシチューがあったりと相変わらずのスーパーホテルクオリティは裏切りません。
迷ったらビジネスホテルはスーパーホテルでいいじゃないでしょうか。
食べて応援は旧友から勧められた「うまい鮨勘」で食べたのですが、今はマジで美味かった。
さて、今回の旅の目的は「東北の魚を食べて応援」なのですが、行きたい施設がありました。それは福島県双葉郡双葉町にある東日本大震災・原子力災害伝承館。
博物館は東日本大震災と原子力災害に関するもので入館料は600円。
周辺には何もない風景と駅からの道すがらに点在する廃屋があり、車で走っているとここまで津波が来たと表記がありここで何が起きたのかを感じさせる光景が広がっています。
博物館自体は非常に綺麗にまとめられており、生々しい展示物が多く訪れた人々には強烈なインパクトを与えます。
ここに訪れた人はこの場所を通じて大震災の出来事を再認識し、生きていることの幸せや普通に生活ができる有り難さを感じることができると思います。
福島原発に関する展示は非常に綺麗でわかりやすくまとめられており、館内には多くの係員がいて質問しても気軽に答えてくれます。
地震で止まった時計の展示など本当に胸が締め付けられますよ。
伝承館から福島第一原発まで直線距離で10キロもなくこんなに近くまで行けるようになったことが改めて感慨深く感じました。
最後に、ここで起きた出来事や現実に向き合う必要性に触れ、涙を流しながらも多くの人に訪れてほしいとの呼びかけがあります。
展示内容が広範であるため、ゆっくりと見学することをおすすめです。
ちなみに外にガイガーカウンターの放射能の表示があり0.058シーベルト、ちなみ日本にイチャモンつけている中国北京は0.070シーベルトでまさに「お前が言うな！」ですよね。
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