極黒のブリュンヒルデ  国立天文台・三鷹キャンパス  深大寺温泉・湯守の里

今回はドはまりした「極黒のブリュンヒルデ」の聖地巡礼足る東京天文台と深大寺温泉・湯守の里を取り上げたいと思います。

ブリュンヒルデを一言で言うと「魔法少女」モノです(^^)

てなもんで魔法で敵と戦うんですがこれまでの「魔法少女」モノとはアプローチが異なっています。
ストーリーをざっと説明すると・・・・

高校に通う青年・村上良太は、子供の頃に自分の不注意で死なせてしまった幼なじみの女の子・クロネコの事を今も忘れることができない。
彼はNASAの研究員になって「宇宙人がいることを証明する」という彼女との約束を果たすべく、勉学に勤しみつつ天文部の所有する天文台で毎日夜空を見上げる日々を送っていた。
そんなある日、良太の前にその幼なじみをそっくり大きくしたような転校生・黒羽寧子が現れる。
その黒羽寧子は魔法使いだった・・・・

通常「魔法少女モノ」というと妖精とか外宇宙からやって来た白い動物とかから「力」を与えられてヒラヒラするピンクとか青の洋服にフォームチェンジして変身してうんぬんというのが「魔法少女モノ」のフォーマットですが、仮面ライダーのごとくブリュンヒルデはある研究機関に改造されて魔法少女になってしまい、尺をやたらと使う変身シーンもなければ空飛んだりすることもありません。

そして魔法少女達は首の後ろに「ハーネスト」と呼ばれる機械が埋め込まれられていて、鎮死剤という薬を毎日1錠飲まないと肉体の崩壊が始まり死亡してしまう。
脱走した魔法使い及び魔法使いの存在を知った人間は研究所によって殺害されるのに、主人公・村上良太は魔法少女達を助け・・・・というストーリーです。

そんな異質の魔法少女モノであるブリュンヒルデを視聴している内にぐいぐい引き込まれ、魔法少女達のそれぞれ個性的なキャラクターに魅せられていきました。

魔法少女達は毎日貴重な薬を飲まないと「死ぬ」って言う設定がいい。
ここに緊張感が生まれ1シーン1シーンの行動や物語が濃密に感じられる。
それでいてギャグも鏤められていて天然でアホっ娘なヒロイン・黒羽寧子(ネコ)に妙にドハマりして見ていたら関西弁のカズミ・シュリーレンツァウアー派にいつの間にかなってしまいました(´・ω・`)。

ヒルデアニメ5

その彼女たちが拠点とする天文台ですが、そのモデルが東京にある国立天文台・三鷹キャンパスです。
年末年始以外毎日無料で見学できるのですが、行き方は京王線で調布まで行きそこからバスで「天文台前」で下車すれば行くことが出来ます。

東京天文台

公開時間は、午前10時から午後5時(入場は午後4時30分まで)で指定された見学コース内の自由見学が可能。
まずは入り口で見学手続きをして、ネコ(黒羽寧子)たちがいる大赤道儀室(天文台歴史館)までは歩いて5分ほどです。

ヒルデ1
ヒルデアニメ2
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1998年3月をもって研究観測から引退し、現在では日本の天文学の記念碑的存在として静態保存されているそうですが、今でも現役復帰可能な状態とのこと。
ですがこれからの時期は虫が多いので要注意!

敷地内の実際休憩所のベンチでは蚊取り線香の煙がただよい、「蜂に注意」との看板もあるほど自然にあふれています。

ヒルデアニメ3
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ヒルデアニメ4
ヒルデ4

色々星のことや天文台の歴史が説明されていてとても興味深かったです。
年代物の望遠鏡や施設を見るのは楽しいですね。
さて、その東京天文台から徒歩圏で深大寺元町の閑静な住宅街に深大寺天然温泉・湯守の里があります。

深大寺蕎麦で有名な調布の深大寺の南側、中央高速のガードに近いところに深大寺温泉「ゆかり」として営業していたのですが、がの今年の1月倒産後、事業を引き継ぎ名前が「湯守の里」と変わりました。
ここは東京の郊外にある調布市で「そば」のブランド名でも有名な観光スポットである深大寺の裏というかちょっと丘を越えた、住宅地の一角にあります。

最寄駅の京王線・調布駅より車で10分、中央線・武蔵境駅から20分と距離がありますが送迎バスが毎時1本出ているのでこれを利用すると便利です。

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元々はオーナーの私邸だった敷地で温泉を引き当て2000年12月にオープン。
天然素材で整えた「旅籠」がテーマの蔵造りで大自然のパワー「風水」と細胞を活性化する「波動術」を施設設計に活かして風水波動ヒーリング温泉がウリとのこと。

まずここが東京都とは思えないほど落ち着いた場所です。
住宅街の中にポンと出てくるのですが、田舎で見る農家の家も若干残っていてまるで郊外の温泉地のような貫禄があります。

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施設そのものは狭いのですが、館内は黒や茶色などの落ち着いた色調でクラシカルでシックな雰囲気。
年代を経た鬱蒼とした樹木や本物の蔵などがあり、都心のスーパー銭湯と比べるとその差は歴然で、重厚で大人という感じ。

料金は色々コースがありますが、大人1000円の他、カラスの行水券850円(制限時間1時間)という短時間のコースも。
受付したあと脱衣場へ。脱衣所は狭いですがここも雰囲気が落ち着いています。

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浴室からは露天風呂のある中庭がよく見えますね。
内湯は侘びた木材で設えた大きなヒノキのお風呂で露天風呂、五右衛門風呂、水風呂、釜風呂と種類も多い。
「風水」のためなのか、飾りの水車が回っていたり、噴水があったりします。
源泉は地下1,500mより汲むナトリウム-塩化物温泉の黒湯はまさに真っ黒という感じで、お湯の中はまったく見えません。

泉質ですが肌にまとわりつく感覚や入った後のツルツル感具合からして悪くありません。
都内の黒湯温泉の中でもニオイもそれほどきつくない。
とにかくこれほど風情ある風呂は温泉宿でもそれほど多くはありませんし、都内ではここくらいのモノでしょう。

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内風呂の他に露天がいくつかありますが、露天風呂は温度ぬるめ。
温度が高いのは内風呂と五右衛門風呂だけでしたが、個人的には露天はもっと温度が高い方が好きですねぇ。

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雰囲気や温泉の質もまずまずなのですが、思った以上に狭く露天風呂が落ち葉だらけ。
どうも清掃等のメンテナンスが上手くできていないようで、泉質管理もどうなっているのだろうと思う所が残念。

スーパー銭湯の雰囲気とは違った「温泉地」感覚を有していながら、スタッフの数が少ないなど所々にあらが見え「落ち葉」の清掃などちゃんとしていればもっと評価出来るのにと実に惜しい所です。
しかし、この点はすぐにでも改善出来ることでありこの「重厚な雰囲気」は都内では貴重。

新宿から特急で15分弱の調布にある場所であり、清掃さえキチッとしていれば評価がまた変わってくるので少し時間を空けてまた行ってみたい施設です。
週末は混むようなのでやはり平日がオススメ。
お風呂以外の施設は、2階に食事処と休憩所、1階はマッサージと軽食が食べれるところがあります。

帰りは施設のバスで武蔵関まで。
ここで「餃子の満州」を発見!
埼玉だけでなく都内にも進出しているなぁと思いながら回鍋肉と餃子の定食をいただきました。
満州は餃子定食が1番パフォーマンスが高いなぁと思いながらもごちそうさまでした。

満州武蔵関

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